[PR]テレビ番組表
今夜の番組チェック

space
   潮来トライアスロン全国大会
1年                                   阿部 洋史
          
 トライアスロンの練習をはじめてまだ1ヶ月半くらいで、当然初レースだった。
 
 朝、目覚めた瞬間から気合が入ってた。「今日は失敗してもいいレースだから、ベストを尽くすことに専念しよう」と自分に言い聞かせて家を出発した。
 
 スタート前は先輩のアドバイスを聞いたり、先輩の真似をしながらレースの準備をした。何をしたらいいかわからず、挙動不審な男のコになってたと思う。しかも気が付いたらスタート時刻が迫ってきており、きちんとしたアップをしないままレースに臨んだ。
 
 まずはスイム。噂通り川の水は汚くて嫌な味がして、この中を泳ぐのはありえないと思った。自分がどこを泳いでいるかわからず、ひたすらヘッドアップを繰り返したが、それでもわからず、とりあえず自分と同じ泳力の人の横についた。それが功を奏したのか、後半に失速することもなく、無事1500Mを泳ぎ切ることができた。
 
 トランジットも大きな問題もなくバイクへ移った。バイク落車候補No,1の予想を覆したかったが、コーナーを果敢に攻めていったら序盤で早くも落車した。「やっちまった」と思ったがバイク・身体ともに異常なくすぐにレースに復帰。途中、声援が聞こえ、そのひとつひとつがうれしく力になった。ラスト1周が本当にきつく「ランで足が止まるかもしれない」と思った。しかし、応援してくれる人たち、一緒にレースに出ている先輩方のためにも一歩も引くわけにはいかなかった。力を振り絞って最後までペダルを回した。
 
 最後のラン。今まで10キロを走ったことはあったが、1500M泳いで、40キロのバイクのあとに10キロ走るのは初めてだ。ランの一歩目から乳酸満タンで、いつ足がつってしまうか不安になった。しかし2,3キロ走るうちに足がだいぶマシになってきて、リズムが出てきた。折り返し地点を過ぎてから、普段は見せない真剣な顔つきの先輩方とすれ違った。すれ違う度に、疲れが和らぎ元気が出た。そして、長かった自分との闘いに終止符を打つフィニッシュラインが近づいてきた。OB・OGの方、
レースに出なかった先輩方、1年生のみんな、応援が本当に力になった。ラストは感謝の気持ちでいっぱいになりながらスパートした。ゴールの瞬間は小さくこぶしを握った。タイムは気にならなかった。「トライアスロンっていいもんだなー」達成感と満足感でいっぱいだった。
 
 応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。赤ジャー万歳!!!!